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2022年9月10日土曜日

時事メモ:エリザベス2世の死去

 朝礼で失敗したネタを供養すると書いたのでこの話を取り上げます。

なぜこんなことをいうかといえば当日朝、マイクが入らないハプニングがありうまく話せなかったからです。


  • エリザベス2世死去


 イギリスのエリザベス2世の死去が日本時間の金曜日早朝、報道されました。NHKプラスのバックナンバーを見ると、金曜日の午前2時半ごろ自然紀行番組の放送中にニュース速報が入り、まもなく臨時ニュースという形で別途スタジオから詳報が伝えられていることがわかりました。次の金曜くらいまでは確認することができます。


 イギリスBBCではBBCワールドニュースのオープニングで使用される赤色で彩られた地球儀を模したCGが灰色になっており「News Report」という題名で、喪服のアンカーがバッキンガム宮殿からの発表としてエリザベス2世の死去を報道しておりました。


 金曜日の朝刊には間に合いませんでした。朝刊の最終版の締め切りは経済広報センターにある「企業広報の基本」によるならば午前2時ごろとされており、その時間を過ぎていたためです。新聞の詳報は電子版を除くと紙面での報道は金曜日の夕刊からとなっておりました。評伝も含めた詳報は土曜日の朝刊に掲載されていました。新聞各紙による詳報を見る限りではエリザベス2世は1926年に生まれ、1952年に即位、そこから70年もの間治世を行い、ヨーロッパではフランスブルボン王朝のルイ14世(リンクは世界史の窓)の72年に次ぐ統治期間であったとのことでした。


 在位中に亡くなったと聞いて、上皇陛下の生前退位のことなどを思い出し、風呂敷をたたむことの難しさを改めて痛感しました。しかしながら、今日、各種記事を読んでいる限り1947年4月21日、当時21歳であった即位前のエリザベス女王が「私の人生、長くても短くても帝国という大きな家族への奉仕にささげます」とラジオでイギリス国民に語りかけたように、まさにそれが生涯であったのだろうと思いました。


 個人的に記事を読む限りですごいなぁと思ったのが、変化し続ける王室を体現していたこと、とりわけ1997年のダイアナ妃の交通事故死を受け、イギリス国民の批判を受け王室への支持率が最低に落ち込んだとき、そこから挽回するために積極的に動いたというところでした。「君臨すれども統治せず」というけれども、政治的な嗅覚は凄まじいものがあると思いました。


終わり

2022年8月29日月曜日

時事メモ:非同盟主義と第三世界について

 新聞を見ていましたら、中国がアフリカ支援で非常に大きな評価を受けているとあって、そこの背景に冷戦期から戦略的にアフリカを重視してきたというふうに書かれていました。

少し、歴史的な観点からの記述が弱いのもあるんですが、日本の新聞を悪いところは歴史の話をしないというところです。これも一言で書けば、ああそういうことかと合点がいくのに変だなぁと思うわけです。

中国とアフリカの関係を見るとき一言で言えば冷戦期に起こった第三勢力の潮流、それに連なる非同盟主義があります。この2つの言葉を『詳細世界史研究』(図書館のリサイクル図書なので2代前です)から拾えば次のようになります。
 第三世界は民族自決権の擁護、経済的自立と世界経済秩序の再編、軍縮の実現などのために国連を中心に活動した。(※)
第三世界は、アジア・アフリカ諸国を中心にアメリカ・ヨーロッパを中心にした第一世界、ソ連などの第二世界に対するもので、 中国はそのカテゴリの中に入っています。

非同盟主義は、東西の冷戦による対立に加わらないだけでない中立の立場を主張したものでありました。主要人物には中国の周恩来やエジプトのナセル、インドのネルー、ユーゴスラビアのチトーなどが挙げられます。

この流れ自体は20世紀後半に起こった冷戦の下、地域で起こった戦争が当時の大国であった米ソが間接的に援助する代理戦争の側面がありましてそういうところから生まれた動きです。
この第三世界の枠を前提として中国はそんなに豊かでない頃から、今に至るまでアフリカを支援し続けてきたのであったという話です。

このように、歴史に関心があれば世界の見方を少し俯瞰的に変えることができます。
新聞記事見てしょーもないなぁと思ったら不定期に書いていきたいと思います。

(※)木下康彦など『詳説世界史研究』山川出版社、1995年、501頁

終わり

雑記:障害者も加害者になりうるというpostを読んで思ったこと

 https://twitter.com/misa_misaxxx/status/1710711980888297476 この発言は障害者を巡る微妙なところをよく可視化したものだと思いました。 一般社会で普通に暮らしているとなかなかわからないところがありますが、障害者の世界は妬み...