こういう記事がありました。
2022年、完全試合を成し遂げたロッテの佐々木投手に関する論にまつわる話でして、この投手の人材育成がにわかに注目を浴びたものでした。この記事では吉井さん、山口さん、常見さんの3人が人材育成を語っております。
吉井さんは、佐々木投手を始めてみたときに体つきに注目し、佐々木投手がまだ体ができていない成長過程にあったと指摘しています。それを受けて練習を組み立てていったことなども語った上で、若い選手は体ができあがっていない傾向にあることをもとに、一人ひとりに対してオーダーメイドに合わせていくことを提言しています。
山口さんは、自らが取り組んできた柔道でこれまでの競争重視だった潮流が変わりつつあることを実例を交えて紹介し、まずスポーツを楽しいものであることを感じさせて、長い活躍を見据えた動きをするべきと主張している。
常見さんは佐々木投手の完全試合を巡って「成果主義は成長の妨げ」であることを主張した内容の新聞記事があったことに驚きを感じたことを記し、少子化社会においては成果から育成へシフトチェンジを自覚する必要があると提言する。
- 記事を読んで
佐々木投手の件が論の題材としては提示されておりますが、ここ数年の大学スポーツに目を向けるとかつてのような競争で結果を出す形から活躍をする環境を緻密に整え、卒業後も見据えた育成が増えてきていて、それが結果を出している話の延長のようにも見えます。大きな潮流かはわかりませんが、一つの動きとして理論のない状態での競争の中から勝者を決めるという今までの流れが少子化社会の中で人材の浪費につながるとしてナンセンスであるという流れが出てきているように見えます。
自分は、育成を重視する考え方に賛成です。それはスポーツだけでなく自らの身体的なロジックを理解しないまま成果による活躍だけで先頭にたってもいいことにはならないからです。例えば、活躍しているうちはいいですが、ロジックを理解しないことで自身が凋落していったとき再考することが難しくなります。
芽が出るか出ないかというのは、スポーツをやるとどうしても出てきますが、スポーツを通した自他含めたロジックをしっかり把握できていれば芽が出なくても人格的に陶冶され社会に還元されると思います。
少子高齢化の中で人材を浪費することが許されざる状況になってきたということなんだと思います。
終わり